人生を変えた出来事ーインド
- Admin
- 2018年2月10日
- 読了時間: 3分
30年の人生の中で、人生を大きく変えたことは3つあると思っていて。
その一つ目が、初めてバイトしてお金を貯めた海外旅行で18歳でインドに行ったこと。
元々のきっかけは、中学生時代に見た一枚の写真。

ありがたいことに日本で産まれて育った私は、お金持ちではなくても
食べるものも、着るものも、教育も、困ったことはありませんでした。(両親に感謝感謝です。)
それなのに、地球の裏側には貧しくて、 鳥に食べられて亡くなっていく子どもがいるのか?
というのは本当に信じられなくて、ただただショックでした。
バイトして貯めたお金を全てかけて初めて一人で参加した3週間のインドでのマザーテレサ「死を待つ人の家」ボランティア旅行。
道端で貧しくて亡くなって行く人たちをこの施設に連れてきて、
人生の最後を少しでも人間らしく尊厳があり愛に包まれて終わりを迎えられるようにする施設でした。
実際の活動はご飯、掃除、洗濯、お風呂、利用者さんとの交流。


感染するような病気の人もいたり、日本だったら看護師じゃないとできないような処置の補佐だったり。
「言葉が全く通じないもうすぐ亡くなってしまう苦しむ人にどう接したらいいのだろう?」という毎日自分への問い。
ボランティア活動だけではもったいない!と思い、たまたま出会ったインド人にお願いして、スラム街に連れていってもらいました。


ゴミやガラクタで作った家に住む人たち。。。。。
水を汲む川のすぐ横がトイレ。。。。
治ると信じて歯磨き粉を傷口に塗る子供。。。。
ここで生まれた子供たちは、選んでここに生まれたわけじゃなくて。。。
一番驚いたのは、こんなひどい状況で生活している子供達が、ニコニコしていてとても幸せそうなこと。
ボロボロな服を着て、ガリガリな子供たち、お母さんと兄弟と遊んで、ただただ嬉しそうなんです。
見たこともない外国人の私とも嬉しそうに遊んでくれて。

3週間後、東京に戻って一番最初に気がついたのが電車に乗っている皆がなんだか疲れていて、辛そう、幸せそうじゃないこと。。。。
こんなに恵まれているのに、それに気がつくことができない。
そのほうがずっと貧しいのでは?って、気がつきました。
そして、私もそうでした。
家族と一緒にいれるだけで幸せ、感謝
家族友達と食べれるご飯に感謝
学べること 、働けること、健康であることに感謝
私、そんなこと「当たり前」すぎて、感謝なんてしたことなんてありませんでした。
人生が変わったのは、
ただ比較して、日本で生まれた私たちは恵まれているっていうことに気がついたってことじゃなくて、
どんな状況でも与えられたものに感謝して、そこからベストな結果を出すこと。
物質的な豊かさではなくて感謝しできたり、優しい人間で居れることだったり、楽しめたり、精神的の豊かさが何より大事で、
私はどこに居ても「自分の大切な人に常に愛情やサポートを与えることのできる人間でいたい」って決意したこと。
目に見える貧困も一つ、見えない貧困もまた一つ。
かわいそう、貧しくて助けたい、と上から目線で見ていた私。
自分の足元見たら、同じくらい重要な問題が日本国内にあるなって気がつけた、
大きな学びを得て帰ってこられたインド旅行でした。
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